昔の姿を取り戻したい! 温故知新のリノベーション
梁や柱が美しい古民家を1年がかりで探し、約100年前の姿に修復リフォームしたK様邸。大正時代の建物に隣接して戦後新たに増築した部分は取り壊し、できるだけ当初の姿に戻すことにこだわりました。お子様をのびのび育てたいというご夫婦の希望で、1階は建具や畳を取り除き、天井と梁を見せ広々としたLDKに。耐震性を高め、上下階をつなげる吹き抜けを設けました。小屋裏だった2階は、家族の寝室とホームシアターにもなるフリールーム。独立した屋根裏部屋は、野趣あふれる梁を活かし、釣り好きなご主人の趣味部屋に生まれ変わりました。味わいある昔の木製建具や窓ガラスも、前の所有者から譲り受け、再利用。昭和の温もりを感じさせる温故知新の住まいが完成しました。家族団らんのひととき、リビングに親子のにぎやかな笑い声が響きます。
温もりある古民家で子どもたちに楽しい思い出を
田舎の祖父母の古民家が大好きで、広い土間と子どもたちが走り回れる開放的な空間をつくりたかったんです。1年間をかけて、家探しから付き合ってくださった担当者の方には感謝ですね。僕らが田舎の家を懐かしく感じるように、子どもにもこの家で楽しい思い出をつくってほしいです。
昔の木製建具も再利用 梁を見せた懐かしい空間に
高度経済成長期に新建材を使って増築した部分は減築し、元の古民家らしい状態に修復リフォーム。白アリに侵された縁側を直し、必要最小限の壁で耐震性をアップ。2階の半分を吹き抜けにし、美しい梁を見せたLDKと寝室をつくりました。昔の建具も修理し懐かしい空間に仕上げました。
総費用約2,100万円
・施工期間/180日
・建物/戸建て
・工事面積/212㎡
・家族構成/4人(ご主人、奥様、お子様2人)
・築年数/100年
- 使用したパナソニック設備建材
- ・ユニットバスルーム「Fシリーズシャワールームユニット」