全国最優秀賞 ミドルリフォーム 岐阜県 K様邸 築213年の登録有形文化財美しき民家の台だいどこ所リフォーム

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新旧を融合させ生まれた居心地のよいキッチン

 「以前の台所は、とにかく寒くて。それを変えたかったんです」と話すK様ご夫婦。K様のお住まいは築213年を数える古民家。台所は全面土間で、靴で出入りするようなスペースでした。足元が冷え、土埃が立つ点も気になっていたそうです。
 リフォームすることを決めましたが、ご自宅は県の登録有形文化財に指定されており、外観を大幅に変えることはできません。何より長年馴染んできた台所の使い心地も大きく変えたくない。そのご希望をかなえるために提案されたのが、半分土間を残し、半分は床をつくり、現代のキッチンにする間取りです。
 普段の炊事を行うキッチンには床暖房を入れたほか、居室、土間と仕切って暖かく。安全性も配慮して、IHクッキングヒーターを導入しました。歴史を刻んできた建具などはできるだけ残し、クリーニングをして再利用。見違えるほど美しくなるとともに、ケヤキの吊戸棚などの味わい深さも増しました。
 土間では、奥様をはじめ代々使ってきたかまど、そしてキッチンでは「パリッと元気になれる色がいい」とご夫婦が直感で選んだ真っ赤なキッチンがシンボルに。
 「親戚が集まると、いつの間にかこのキッチンに賑わいが生まれています。みんな暖かいのが好きなのね」と笑うK様ご夫婦。愛着ある空間と最新の設備を組み合わせた台所に大満足の様子です。

変化は少なめにして使い勝手の向上を

K様(ご夫婦)元々の台所は全面が土間。冬は寒く、また、土埃が立つので衛生的でないと感じていました。今は床暖房により冬も暖かくなり、必要な設備が1カ所にまとまったシステムキッチンは利便性が高くなりました。使い勝手やしつらえを変えずに快適になりました。

初めての文化財改修は「残しながら」の修復

正村 昌憲 さん(ショップ担当者「かまいすぎないこと」がテーマです。代々の思いは大切にしつつ、快適なキッチンを目指しました。かまどなど元のしつらえは極力残し、新たに造作したものは従来の建具を参考にしてデザイン。文化財に触れる貴重な体験をさせていただきました。

総費用約600万円

・施工期間/60日
・建物/戸建て
・工事面積/47㎡
・家族構成/3人(ご主人、奥様、お子様)
・築年数/213年

使用したパナソニック設備建材
・システムキッチン「ラクシーナ」
・カップボード「ラクシーナ」
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