子どもの成長を願うご主人の想いをカタチに
木目と白を基調にした明るいM様邸のダイニングキッチン。つい見上げてしまう天井脇にかけられた雲梯が特徴的で、じつはこれ、ご主人が遊び盛りの小学生のお子さんのためにリクエストされたもの。
M様ご家族がこの住まいで暮らすようになったのは2年ほど前。ご主人が生まれ育った実家を両親から受け継ぐことになり、数十年ぶりの実家暮らしがスタートしました。とはいえ竣工から40年が経ち、インテリアや設備の老朽化が進んで間取りも今の生活にはそぐわなかったため、リフォームをすることに。その際、ご主人が一番に望んだのは、自分が育った住まいで子どもたちが元気に成長することでした。そこで、雲梯をつくることを思いついたそうです。
製作にあたっては試作品をつくって試行錯誤を重ね、お子さん2人がぶら下がっても安全なように天井と梁を補強。梯子には、階段などに使う丈夫な手摺りを代用して完成させました。わんぱくなお子さんたちが楽しそうにぶら下がって遊ぶ姿を、ご主人は目を細めて眺めているそうです。
家族の会話が生まれるキッチン中心の暮らし
「リフォームにあたりまず考えたことは、家族5人が仲良く暮らせるような間取りにしたい、ということ」とM様。リフォーム前の1階は、6帖ずつの和室とダイニングキッチンで、とくにダイニングキッチンは5人家族には狭く、設備も経年劣化が目立ち、奥様も使いづらさを感じていました。
そこで、和室とダイニングキッチンを一室にし、広々とした開放的なLDKを実現。廊下をキッチンスペースに取り込むことで、背面にカップボードのある憧れの対面キッチンを手にすることができました。LDKの一角には小学生のお子さん2人が並んで勉強できるリビング学習スペースを設置。忙しい奥様もキッチンで家事をしながらお子さんたちの勉強を見ることができ、「目が届くようになったおかげで、子どもたちと触れ合う時間も自然と増えました」といいます。
そして、もうひとつ嬉しいことがありました。居心地のよい住まいになったせいか、思春期で難しい年頃の高校生の娘さんも帰宅時間が早くなったそう。奥様も「家族の会話が増えたことが何より嬉しい」と、リフォームの効果を実感しています。暮らしの真ん中にキッチンを置いたM様邸のダイニングには、家族をつなぐしあわせが広がっています。
愛知県 M様邸
お子さんを想うご両親のご希望に添えるような提案を心がけました。仕事では、とことん現場を見ること、お客様の想いをキャッチすることにこだわっています。お客様の「好き」を集めたオンリーワンの住まいを、これからも提供していきたいです。
総費用約500万円
・施工期間/約30日
・建物/戸建
・工事面積/31㎡
・家族構成/5人
・築年数/40年
- 使用したパナソニック設備建材
- ・システムキッチン「リフォムス」
・全自動おそうじトイレ「アラウーノSⅡ」
・玄関用収納「クロークボックス」
・インテリア建材「ベリティス」
・フィットフロアー
・照明器具