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全国最優秀賞 Case 01 広島県 T様邸 トネリコの家

借景をいかした間取りが気持ちにゆとりを

 お子さんたちが巣立ち、夫婦ふたりで暮らすことを考えてリフォームされた築30年のT様邸。
 2階は減築し、その分、大小5つのテラスが生まれました。「間取りはコンパクトになりましたが、窮屈さはまったく感じません」と奥様。むしろ、気持ちにゆとりができたそうで、「リビングにつながるテラスから眺める山々の稜線と、そこに沈む夕日を見ていると、心が豊かになります」と、借景をいかした間取りが暮らしにゆとりを生み出しているといいます。
 それぞれのテラスに植栽が置かれ、「家の中のどこにいても緑を感じられるのが嬉しい」とご夫婦ともに大満足。また、屋根を架け替えたことでキッチンとリビングを勾配天井にし、開放的で気持ちのよい空間となりました。天窓から明るい日差しが降り注ぐリビングには、ブックカフェのようなコーナーが設けられ、夫婦のくつろぎタイムを贅沢に演出しています。

室内のどこにいても緑が楽しめる暮らし

 まず、納戸のように使われていた子ども部屋を和室と広い洗面・浴室に変更。以前は勾配が急で、2階のキッチンまで荷物を抱えて昇るのがひと苦労だった階段を、折り返し階段にし緩やかな勾配に。「昇り降りがとてもラクになりました」と、奥様の負担も軽減。さらに、夏の暑さと冬の寒さを解消するために、1階の床と外壁に高性能のグラスウールを、屋根にはフェノールフォーム断熱材をそれぞれ使用。夏は涼しく冬はあたたかい、省エネとヒートショック対策を考えた、体にやさしい住まいが実現しました。「広島は瀬戸内の温暖な気候が広がる場所。断熱性能を高めればエアコンに頼らず快適に過ごせるんですよ」と語るご主人。
 こうした心地よさに一役買っているのが、天井や床に使用された杉やヒノキといった天然素材。なかでも新設された柱や梁には広島県産の安芸佐伯杉が、家具と建具の一部には同じく広島県産のヤマザクラとミズメザクラが用いられています。「地元産の素材を使えば山にお金を還元することができる。それが、ふるさとの森を育てることにつながると思います」。
 玄関脇の庭には、この家のシンボルツリーでもあるトネリコの木を植えました。「落葉樹なので冬は葉を落とす。そこが潔く、すっと立つ姿に癒されます」というのが、トネリコの木を選ばれた理由とか。春には白い花が咲き、訪れる人をやさしく迎えます。

広島県 T様邸

目指したのは「街並みに溶け込むやさしい家」。以前隣り合わせの3軒を新築した際、それぞれの玄関先にシンボルツリーを植えました。そうすることで家が緑の街並みをつくり出します。トネリコをはじめ、わが家の季節の植栽が道行く人の心を癒せたら嬉しいですね。

総費用約2,000万円

・施工期間/約180日
・建物/戸建
・工事面積/103㎡
・家族構成/2人
・築年数/30年

使用したパナソニック設備建材
・システムキッチン「リフォムス」
・システムバスルーム「リフォムス」
・照明器具
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