建物種別 | 戸建て |
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改修規模 | 全面リフォーム |
築年数 | 築30年 |
総工事面積 | 約103m2 |
施工期間 | 約180日 |
総工事費 | 約2000万円 |
地域 | 広島県 |
家族構成 | 夫婦 |
テーマ | 団らんキッチン、自然素材、明るい部屋、その他 |
勾配天井の天窓から降り注ぐ自然光、テラスからの眺めは、山々の稜線とそこに沈む夕日。開放的で心地よく、自然を楽しめるリビング。
リビングにある夫婦の作業スペース。それぞれが好きなものをディスプレイ。
“ゆうひテラス”は屋根付きなので雨が降っても大丈夫。ここにもトネリコの鉢が。
「外を眺めながらお料理ができて楽しい」と奥様も満足の仕上がり。
木の温かみに囲まれた、勾配天井で明るく開放的なキッチン。遠くの山々を望む“やまなみテラス”からリビングへ心地よい風が通り、コンパクトながら開放的な空間に。
玄関から風が通り抜けるよう格子網戸を設え、床には水に強く素材感が魅力のクリの木を使用。
勾配を緩やかにしたことで安心して昇り降りできるようになった階段。その先には、減築により生まれた“ひだまりテラス”が。光と風を取り込みます。
リビングへの扉にはガラスを使用。「透明なガラスで“抜け”をつくると広く見えます」。手前には、ロフトにつながる木製の梯子。ロフトはお孫さんたちの格好の遊び場。
お子さんたちが巣立ち、夫婦ふたりで暮らすことを考えてリフォームされた築30年のT様邸。まず、納戸のように使われていた子ども部屋を和室と広い洗面・浴室に変更。以前は勾配が急で、2階のキッチンまで荷物を抱えて昇るのがひと苦労だった階段を、折り返し階段にし緩やかな勾配に。「昇り降りがとてもラクになりました」と、奥様の負担も軽減。さらに、夏の暑さと冬の寒さを解消するために、1階の床と外壁に高性能のグラスウールを、屋根にはフェノールフォーム断熱材をそれぞれ使用。夏は涼しく冬はあたたかい、省エネとヒートショック対策を考えた、体にやさしい住まいが実現しました。「広島は瀬戸内の温暖な気候が広がる場所。断熱性能を高めればエアコンに頼らず快適に過ごせるんですよ」と語るご主人。こうした心地よさに一役買っているのが、天井や床に使用された杉やヒノキといった天然素材。なかでも新設された柱や梁には広島県産の安芸佐伯杉が、家具と建具の一部には同じく広島県産のヤマザクラとミズメザクラが用いられています。「地元産の素材を使えば山にお金を還元することができる。それが、ふるさとの森を育てることにつながると思います」。玄関脇の庭には、この家のシンボルツリーでもあるトネリコの木を植えました。「落葉樹なので冬は葉を落とす。そこが潔く、すっと立つ姿に癒されます」というのが、トネリコの木を選ばれた理由とか。春には白い花が咲き、訪れる人をやさしく迎えます。
勾配天井の天窓から降り注ぐ自然光、テラスからの眺めは、山々の稜線とそこに沈む夕日。開放的で心地よく、自然を楽しめるリビング。