建物種別 | 戸建て |
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築年数 | 築150年 |
施工期間 | 約120日 |
地域 | 長野県 |
家族構成 | 1人 |
テーマ | 古民家再生、バリアフリー、自然素材 |
親族の集まりの場として150年以上ご一家を見守ってきたM様邸。親族の心の拠りどころとしてかつての姿に再生して残したいと、お母様の住まいとして生まれ変わりました。
建物の趣をできるだけ残したいというご要望に、大勢の親族が会した馴染み深い二間続きの和室の配置はそのままに、欄間障子は空間のアイコンとして再生。お母様が歩行器でも移動しやすいように、LDKはバリアフリーに配慮した洋室に。梁をあらわにした勾配天井は上方向への新たな表情を生み、柱と梁は塗装して落ち着いた古民家調を実現。
キッチンは対面型にして作業スペースを広げ、裏に野菜などを貯蔵する土間収納を設置。毎日お母様のケアをされる娘さんにも「料理がしやすくなった」と喜んでいただきました。
二間続きの和室から山々を眺める時間に癒やされています。和室外に置いた縁台に座って母とお茶を飲んだり、ランチを楽しんだり。ここからの景色は素敵で癒やされます。旧居の雰囲気を復元するだけでなく、母の生活しやすさを一緒に考えていただき、毎日過ごしやすい安らぎの住まいになりました。
吉川 弘 昔の家屋は天井が低いので、今回は床を約15cm下げて天井高を確保しのびやかな空間を実現。またお母様がラクに便利に生活できることを第一に考えて設計しました。