築30年の元倉庫の建物の2階に住まわれていたN様。1階は倉庫のまま使われていない状態でしたが、居住空間にしてゆとりある住まいにしたいとお考えでした。これまでと同様にリビングは2階にプラン。対面キッチンにして広いLDKにすること、貨物用エレベーターを住宅用に変えて残すことを希望されました。
元倉庫の部分は、かつてN様の父が営まれていた築70年の水引加工所と繋がっていましたが、今回の工事を機にふたつの建物を分離・減築し矩形(くけい)の住居としました。1階にご親戚が集まることができる和室、トイレ、洗面、書斎を新設。和室は、障子を開けるとインナーテラスとつながり開放的です。居住空間が広がり、2階には、お子様を見守れる広いLDK、将来ふたつに分けられる子供部屋、ゆとりある水廻りを。トイレや玄関に手すりを設けて、この先の暮らしにも備えています。
1階を居住空間にしたことで、大きな玄関を設けることができました。広い土間スペースにはわたしの趣味のガーデニングが楽しめるインナーテラスを。お客様を迎えられる明るい和室、大量の書籍を収納できる主人の書斎まで。新たな空間が増え、暮らしにゆとりができました。
構 秀史 居住空間にゆとりができる場合、ご自身がしたい暮らしを実現するチャンス。今だけでなく、この先の暮らし方まで想像して、ご家族に合う空間づくりをご検討ください。