建物種別 | 戸建て |
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改修規模 | 全面リフォーム |
築年数 | 築124年 |
総工事面積 | 約110m2 |
施工期間 | 約120日 |
総工事費 | 約2000万円 |
地域 | 愛知県 |
家族構成 | 夫婦+子供1人 |
テーマ | 団らんキッチン、古民家再生、自然素材、吹き抜け、耐震 |
天井や梁など、以前の住まいの素材を残した部分をライトアップ。古き良きものを印象的に見せながら、LDK全体が心地よい明るさになるよう照明設計しました。
家族と会話を楽しみながら料理ができる対面キッチン。手元を隠す壁は、小柄な奥様に合わせて高さを決めました。
キッチンを囲むカウンター壁の中に、便利なニッチ収納を設け、作業スペースをすっきりと。
リビングの入り口から見て正面奥に、庭が見える窓を配置し、奥行きを感じさせています。正面の窓にまっすぐにのびる廊下の天井は昔のまま残しました。
間接照明で照らすことで風情漂う空間のアクセントに。
テレビの裏側を有効活用して、奥様のミシン作業スペースに。
カーテン代わりに千本格子を再利用。以前あった千本格子は障子紙を剥がし、折れた部分を修繕。美しくよみがえりました。
ご両親が使っていた昔の本棚のガラスを、パントリーの上の開口に使用。細部まで思い出あふれる住まいに。
寝室のウォークインクローゼットにも、片付けやすいように扉をつけていません。
屋根裏に床を張って、ロフトに。広々とした収納スペースに生まれ変わりました。
フロートタイプの洗面ドレッシング「シーライン」。
奥様のご実家の敷地内にある築124年の横屋(離れ)。幼少期の思い出がつまった大切なものを今の暮らしに合わせて新しくよみがえらせ、住まいの随所にあしらいました。心配されていた耐震性をあげて、ご希望により建替でなく大きく間取りを変えるリフォームに。水廻りがなく居室3部屋が並んだ平屋を、廊下は極力減らしてスペースを確保し、LDK、水廻り、寝室を効率よく配置。リビングは開放感をつくるために、吹き抜けに。天井を外してあらわになった立派な梁を、美しくライトアップしたことで、印象的なLDKとなりました。奥様は、お子様の様子を見ながら料理ができるよう対面キッチンをご希望。隣にパントリーを設けて、食品から大きな調理器具まですっきり納め、ゆとりあるキッチンに。造り付けのダイニングテーブルは、以前の床の間の立派な床板を再利用。2枚の板を組み合わせて、味わい深い表情をつくりました。構造上、リビングには取り外すことができない壁や柱があり、違和感なく空間に残す工夫が必要でした。そのひとつがテレビ背面の壁。残した壁のその奥を、収納かつ奥様の作業場として有効活用しました。そのテレビ背面の壁には、吹き抜けをつくるために撤去した小屋裏の床板を貼り、木の温もりあふれる意匠となりました。室内を解体する途中、使えそうな素材がでてくるたびに、S様とご相談。修繕できるのか、機能性を含め、残すかどうかを一つひとつ判断し、新旧を融合した美しい住まいが完成しました。