建物種別 | 戸建て |
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改修規模 | 全面リフォーム |
築年数 | 築35年 |
施工期間 | 約100日 |
工事費 | 約150万円 |
地域 | 長野県 |
家族構成 | 1世帯2人(大人2人) |
床の間には可動式の棚を設けお気に入りの小物を飾って演出。建具や畳もアジアンテイストに
定年退職を機に、海外への赴任が長かったM様がこれから夫婦ふたりで人生を過ごす場所に選んだのは、諏訪湖にほど近いご実家の離れでした。温泉がわくこの地では共同温泉があるため内風呂がなく、昔ながらの間取りは部屋数があっても使い勝手が悪そうでした。
最初に耐震診断を実施し、補強計画を踏まえて間取りのプランニングに着手。北側に2尺、西側に5寸増築して、浴室と療養中のお母様が戻られたときの居室を確保しました。さらに、和室を1室撤去して、北側のキッチンを日当たりのいい南側へ移動。対面型のキッチンを設けて、ご夫婦のコミュニケーションを重視したスタイルに。和室はモダンなテイストにアレンジして、娘様ご一家が帰省した際に使えるよう計画しました。
快適さを追求するだけでなく、家族の歴史や思い出も大切にしたいとお考えだったM様。お父様との思い出が詰まった照明器具は、ご主人がぴかぴかに磨き上げ、玄関で再びあたたかな光を放つように。また、アジアへの赴任中に奥様が集めた布や小物が飾れるスペースも設けました。二人の思い出や家族への想いがいっぱいに詰まった新しいわが家で、お二人の心豊かな暮らしが始まっています。