上品な佇まいとあたたかさで
家族を包み込む薪ストーブ。
奥様の定年退職をきっかけに、「これからの時間を二人でゆっくり過ごせる空間をプレゼントしたい」との想いでリフォームを決めたK様。暮らしやすさを考えて、これまでは2階にあった寝室を1階に移動し、1階で生活のすべてが完結する間取りに変更なさいました。物置として使われている和室は間仕切りを撤去し、フローリング貼りの寝室に。壁面収納を兼ねたTVボードは、間接照明によるやわらかなあかりが落ち着きある空間を演出してくれます。セカンドリビングのような居心地と、ご夫婦がゆったりお休みになれる寝室スペースが一体となった、くつろぎの居場所が生まれました。
収納不足の解消のため、大容量のウォークインクローゼットを新設。季節の衣類や生活用品が一度に収納できます。またクローゼット側の壁部分や引き戸などの木製の縦格子のデザインは、空間に統一感を与える工夫。採光としての機能も兼ねており、やわらかい光を取り入れながら和モダンの雰囲気を高めています。
さらに、リビングには奥様も大のお気に入りだというノルウェー製の薪ストーブを設置。床部分にはテラコッタタイルを貼り、炉壁はアンティークな質感のブリックレンガとすることで、ヨーロッパの邸宅のような仕上がりとなりました。これからともに長い時を刻むご夫婦のゆっくりと流れる時間を、ストーブのあたたかな炎が象徴しているようです