生活感が出がちな洗面台はデザイン重視の「見せる洗面」に。
シングルライフを楽しむセカンドハウスとしてマンションを購入されたA様。当初は2LDKの間取りでしたが、お一人で住まうには部屋
数が多く、使い勝手が良くないため、間仕切りを撤去したシティホテルのようなワンルームへと間取りを変更。一室の中にリビングと書斎コーナー、寝室コーナーをそれぞれ設けました。リビング横にあったエアコンの点検口は、壁をふかして目隠し。そこに設けたニッチに石調のタイルを貼り、間接照明を仕込んでラグジュアリーなお部屋のアクセントとしました。また、寝室コーナーとリビングの間には格子棚になった間仕切りを新たに設置。風の流れを遮ることなく、空間をほどよくセパレートしています。照明のレイアウトも、光が直接目に入らないよう器具や位置にも考慮し、くつろぐスペースとなっています。
キッチンや浴室はあまり使われないというA様のご意向から、設備はほぼそのままに、キッチンの吊戸棚を撤去しリビング空間とキッチンの間に室内窓を設けました。調理時のにおいなどを遮断してくれる一方で、腰壁上から大きく開いた開口部は開放的で、窓から視界が抜けるため空間に広がりを感じるセミクローズな空間に仕上がっています。内装では、天井のコルク仕上げや書斎スペースのクロス、TV背面の塗り壁など、お部屋に豊かな表情を生んでいます。照明はあたたかみのある電球色を基調としながら、調光によってさまざまなシーンを演出。「寝室から音楽を聴きながらリビング・書斎を眺めるのがお気に入りの時間です」と、A様もご満悦。ひとつひとつのこだわりがお部屋に豊かな表情を与え、大人の時間を楽しむ上質なリラックス空間となりました。