すっきり空間をつくる

Enjoy! DIY

釘やねじを使わずにつくる
フラワースタンド

鉢植えや季節の花をおしゃれに飾れるフラワースタンド。木材の接合では、釘やねじを使わない「相欠き」に挑戦。繋いだクロス脚は、スタイリッシュで空間のアクセントにも。木箱にはスライドできる天板ものせ、使い勝手のよいフラワースタンドになりました。

<用意するもの>

●ワンバイ材(SPF) 4本
●丸棒 3本
●MDF材 2枚
●木箱
●水性塗料

●電動ドリル
●カナヅチ
●カッターナイフ
●ノコギリ
●キリ
●ノミ
●ねじ
●木工用ボンド

※相欠き(あいかき)とは:木材同士を半分ずつ欠き取って組み合わせる繋ぎ方。釘やねじを使わずにきれいに接合できます。

①木材を2本重ねて、中心にねじを打つ

木材2本でクロス脚をつくります。木材の中心をはかって真ん中でねじを打ち込み、2本を貫通させます。

②クロス脚の角度を決める

木箱にあてて、脚がクロスする角度を決めたら、2本の木材が動かないようにねじを締めます。

③重ねる部分に印をつける

2本の木材が重なる部分に、尖った鉛筆で線をひきます。

④厚みの半分のところに線をひく

ねじをはずして、木材の厚みの半分のところをはかり、欠き取る部分に印をつけます。

⑤線の内側に切り込みを入れる

線の内側に、カッターナイフで道筋をつけてから、ノコギリでまっすぐに切り込みを入れます。
※刃がまっすぐについているアサリなしノコギリなら、刃が左右交互に振られていないので、狙ったところにきれいに切り込みを入れることができます。

⑥ノミを当てカナヅチで打つ

ノミを線の内側に当てます。刃先をしっかりと見ながら、カナヅチがかつら(金属の輪)に垂直にあたるようにたたきます。

⑦ノミで削り取り水平にする

ノミは線の少し上からスタートします。一方向から全て削り取らず、中央に向かって両側から削り取るようにします。

⑧もう1本の木材も同様にする

同様に木材の厚みの半分を欠き取ります。

⑨カナヅチで、組み合わせる部分を面取りする

カナヅチの丸い面でたたいてへこませておくと、木材2本がはめ込みやすくなります。

⑩木材2本を組み合わせる

あて木をして、カナヅチで軽くたたきはめ込みます。

⑪脚底を平らに加工

脚に板を沿わせて鉛筆で線をひいてカットしてください。ノコギリで切る際、端材を敷いておくと安定します。

⑫丸棒の真ん中に、キリで下穴をあける

鉛筆で真ん中に印をつけて、穴をあけます。

⑬両脚を連結して安定させる

2つの脚と丸棒3本をねじで留め繋げます。

電動ドリルで穴をあけます。
クランプで脚と木箱を固定すると、穴あけの際、作業がラクにできます。

丸棒の3本は、クロス脚の上部2カ所と中心部で繋げて2つの脚を連結させます。

⑭台になるクロス脚の完成

脚と丸棒をねじ留めし繋げますが、木箱とは接合しません。

両脚を丸棒で連結したので、スタンドが安定して自立します。

⑮着色する

クロス脚と丸棒を水性塗料で着色します。

⑯スライド天板をつくる

MDF材2枚を、木箱の外寸と内寸のサイズにカットします。木工用ボンドを塗り、貼り合わせます。

⑰完成

木箱はのせているだけ。クロス脚がアクセントのフラワースタンドの完成です。

天板があるのでソファ横に置いて、サイドテーブルとしても使えます。

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