Panasonic リフォームClubの実現力!! 「もっと」を「ずっと」。お客さまそれぞれのしあわせのカタチを実現します。
一次審査を経て、110件の作品が最終審査へ。評価のポイントは、住まいへの“夢”を“現実”にする「実現力」が、いかに発揮されたか。すぐれた作品が多く白熱した審査会の様子をご紹介します。

審査員コメント

間取りの“こうあるべき”
からの解放

近年の建築コスト上昇の影響により、リフォームの現場にも変化が生じています。応募作品を俯瞰すると、30~40代の一次取得層を中心に、中古マンションを購入しリフォームするという選択が増えている傾向が見受けられました。これらの背景を踏まえ、Panasonic リフォームClubの事例では、従来層と新たなリフォーム層に対して、どのように強みを発揮したのでしょうか。デザインアワード2025の応募作品から読み解きます。

  • “各自”ではなく“まとめて”しまう。
    収納の仕方に新たな変化

    全般的に、部屋ごとの収納ではなく、ウォークインクローゼットやシューズインクロークなどまとまった収納空間をとる事例が増え、収納に対する考え方が変わってきたと感じました。その分、家族の共有空間が広がり、すっきりしたデザインに仕上がっていますね。

    建築家
    (株)コンパス建築工房
    代表取締役
    西濵 浩次さん

  • 完成したプランの奧に
    充実したやりとりが見える

    順位をつけるのが難しく感じるほど、素晴らしい作品が多かったです。その中でも、ご家族のストーリーやぬくもりが感じられるものを評価しました。プランや仕様を見ながら「お客様とどんなお話を経て、完成したのだろうか」と想像が膨らむ、たいへん楽しい審査でした。

    インテリアデザイナー
    interior design Strasse
    代表
    柳生 千恵さん

  • リフォームは、住み始めて、
    ようやく完成する

    ベースとなるインテリアがシンプルな事例が多く、あらためて「住まいとは、お客様が住まわれて完成する」という想いを強くしました。そのためには、「どのように暮らすか」という生活像を明確に描くことが重要です。プランを通して、PRC加盟店の皆さまが丁寧にヒアリングされている姿が見えてきました。

    パナソニック
    ハウジングソリューションズ株式会社
    渡辺 雅純さん

中古マンション×リフォーム。
30~40代の若い世代が台頭

これまでのリフォーム層の中心は50代以降でしたが、今回の応募作品では30~40代の若い世代が増えたという特徴があり、リフォームの目的にも変化が見られました。50代以降では、これまで“自分たちが暮らしてきた住まい”を家族構成・暮らし方の変化や経年劣化に伴いリフォームするのが一般的。一方、30~40代は、“新たに購入した中古マンション”を自分たちのライフスタイルに合わせてリフォームするというケースが中心です。この動きは新築住宅の取得ハードルが高くなったことも、要因のひとつと言えるでしょう。
また、これらの若い世代はリフォームだけでなく新築住宅のトレンドなども幅広く情報収集しているため、新築で人気の高い集中収納やアイランドキッチンを好むなど、プラン面においても影響が見えてきました。

間取りの固定観念を外せば
新たなアイディアが見えてくる

プランニングにおいて、もっともユニークな点は、従来の「間取りとは、こうあるべき」という前提にとらわれないプランが増えていることです。
例えば、収納の在り方。居室ごとに設けるのではなく、家族共有のウォークインクローゼットとして部屋をひとつ確保すれば、その分スペースを広く使えます。好みの棚を置いたり小物を飾ったりと、ライフスタイルに合わせて柔軟にカスタマイズできるだけでなく、家族間で荷物の量に差があっても、ひとつの空間内で融通をきかせられるため、住まい全体を効率的に活用できます。また、各室に設けていた収納扉の数を減らせるため、建具のコストを大幅に抑えることにもつながります。一般的にも個別収納が減り、収納にひと部屋を充てる傾向にあるのは、「収納は各部屋に設けるもの」という思い込みが外れた結果と言えるのではないでしょうか。
他にも、「洗濯機は洗面脱衣室にあるもの」というセオリーをなくして、室内干しスペースに洗濯機を置き、脱衣室を広々使うなどのプランも考えられます。「こうあるべき」を見直すことで固定観念にしばられない、ご家族ごとの暮らしやすさに直結した住まいを提案できる余地が生まれます。今回、自由なプランニングが多かったのは、提案する側もお客様も、住まいに対する見方が非常に柔軟になりつつあるからと言えるかもしれません。

インテリアは暮らしの背景。
好きなものとの“調和”が重要

インテリアにおいては、年を追うごとにますます洗練されているという印象です。特に造作などは、デザイン側と施工側とのコンビネーションが良いからこその高い完成度・洗練度だと言えるでしょう。仕上がりから設計者と現場の関係性の良さも感じられました。
近年、定番化したグレージュ、グレイッシュ系の色合いは今回も人気。興味深かったのは、応募作品内でパナソニックのキッチンを選ばれた事例を分析すると、スクラッチメタルが扉色に多く採用されていると分かりました。スクラッチメタルは、彩度・明度ともにいろんな色味の床に合わせやすく、この点からインテリアは“暮らしの背景”であり、すでにある家具や調度品、今後新しく買いたしていくものも含め、どんな色でも“調和”しやすいという条件が優先されていると、あらためて見えてきました。
この数年、画一的な「○○風」「○○テイスト」などのトレンドは影を潜め、むしろ個々の好みを重視した多様化が進んでいます。床や壁など背景となるインテリアは、自分のお気に入りや大切にしている家具と調和すればよいので、ひとくくりに「○○風」と言えなくなっているのかもしれません。間取りもインテリアも、より個の暮らし方や好みに寄り添った提案が重要になってくるでしょう。

※社名・役職等は2026年3月当時のものです

Panasonicの住まい・くらし SNSアカウント