愛知県 S様邸

築124年の古民家を
受け継ぎ古き良きものを残しつつ
現代の暮らしやすさを実現。

奥様のご実家の敷地内にある築124年の横屋(離れ)。
幼少期の思い出がつまった大切なものを今の暮らしに合わせて新しくよみがえらせ、
住まいの随所にあしらいました。

ページ下にも詳細写真を
掲載していますのでぜひご覧ください。

古い味わいが現在に溶け込む
大きな丸太の小屋組が印象的なLDK。

奥様のお祖父様が子どものころお住まいだった横屋を、今の暮らし方に合わせてリフォーム。築124年であることから耐震性を心配されていたため、建替とリフォームの両方のご提案をしました。2つの提案をご覧になった奥様は、「この横屋を解体してしまうのは悲しい」とおっしゃって、その想いをかなえるべく、耐震性をあげて大きく間取りを変えるリフォームで進めることになりました。

以前は水廻りがなく、居室3部屋が並んだ平屋でした。その空間に、LDK、水廻り、寝室を効率よく配置するため、廊下は極力減らしてスペースを確保。リビングは開放感をつくるために、吹き抜けに。天井を外してあらわになった立派な梁を、美しくライトアップしたことで、印象的なLDKとなりました。

奥様は、お子様の様子を見ながら料理ができるよう対面キッチンをご希望。隣にパントリーを設けて、食品から大きな調理器具まですっきり納め、ゆとりあるキッチンに。造り付けのダイニングテーブルは、以前の床の間の立派な床板を再利用。2枚の板を組み合わせて、味わい深い表情をつくりました。

プランナーのイチオシ!

正面の窓にまっすぐにのびる廊下の天井は昔のまま残しました。間接照明で照らすことで風情漂う空間のアクセントに。

外すことができない壁で
生まれた機能的な収納。

構造上、リビングには取り外すことができない壁や柱があり、違和感なく空間に残す工夫が必要でした。そのひとつがテレビ背面の壁。残した壁のその奥を、収納かつ奥様の作業場として有効活用しました。扉をつけないことで、リビングの開放感を損なわず、スムーズに片付けられるようにしています。そのテレビ背面の壁には、吹き抜けをつくるために撤去した小屋裏の床板を貼り、木の温もりあふれる意匠となりました。大切に保管されていた千本格子は掃き出し窓に設置し、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

室内を解体する途中、使えそうな素材がでてくるたびに、S様とご相談。修繕できるのか、機能性を含め、残すかどうかを一つひとつ判断し、新旧を融合した美しい住まいが完成しました。

カーテン代わりに千本格子を再利用。昔の本棚のガラスをあしらうなど細部まで思い出あふれる住まいに。

S様

以前あった千本格子は障子紙を剥がし、折れた部分を修繕。美しくよみがえりました。両親が使っていた本棚のガラスが可愛くて、パントリーの上の開口に。スタッフのみなさんに感謝しています。(S様)

リフォームアドバイス

左:兵藤 宏幸さん(ショップ担当者)
右:菱田 嘉代子さん(ショップ担当者)

以前のお住まいのものを再利用する際、わたしたちとお客様との密なコミュニケーションが不可欠。「無理かも…」と遠慮せず、まずご相談を。プロのアイディアや技で、解決できる方法があるはずです。

before

after

愛知県 S様邸

家族構成:3人(ご主人、奥様、お子様)
建物:戸建て
築年数:124年
施工期間:120日間
工事面積:110m2

総費用 約2,000万円

使用したパナソニック設備建材

  • システムキッチン「リビングステーションVスタイル」
  • システムバスルーム「FZ」
  • 洗面ドレッシング「シーライン」
  • トイレ「アラウーノSⅡ」
  • 内装ドア「クラフトレーベル」
  • 収納用建具「ベリティス」
  • 床材「ベリティスフロアー」
  • 玄関収納「コンポリア」
  • 間接照明
  • 外装材

※現行商品「アラウーノ S141」

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