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ウォンバットファミリーの冒険
 
 

魔法のクローゼット

   
ウォンバットファミリーの朝はいつも出勤前のダッドの探し物で大騒ぎ。
そこでマームはPanasonicリフォームClubに頼み、大きなクローゼットを作ってもらいました。それはまるで魔法の箱です。みんなの洋服や小物をどんなにたくさん入れても、どこに何があるか、ひと目でわかるのですから。
ある日、かくれんぼをしていた娘のウォンちゃんがクローゼットに隠れていると泣き声が聞こえました。
泣いていたのはダッドのジャケットです。
「どうしたの、ジャケットさん?」
「私の金ボタンが取れて、見つからないんだよ」
「おうちのどこかに落ちたのね。探してあげる」
「ウォンちゃんはやさしくていい子だね」
今度はクローゼットがいいました。
「でも、とても小さなボタンだから、ウォンちゃんが探しやすいように魔法をかけてあげよう」
お兄ちゃんのウォン太が
「ウォンちゃん見つけた!」
といいながら入ってきたとき、クローゼットが白く輝き、そして二人の体がボタンほどの大きさにスーっと小さくなりました。どんなすき間にボタンが落ちていても、これなら大丈夫です。
「わー、おうちがまるで巨人のお城だ!」
「じゃあ、ウォン太兄ちゃん、金のボタン探しに出発よ!」
こうしてウォン太とウォンちゃんの冒険の旅が始まりました。

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ウォンちゃんはにっこり美人!

   
魔法で小さくなったウォン太とウォンちゃんは、クローゼットのある部屋から洗面室へとやってきました。洗面化粧台の扉をいくつも開けて、ダッドのなくした金ボタンをあちこち探しましたが、見つかりません。
そのうち探し物に飽きたウォンちゃんは、マームのお化粧道具をいたずらしはじめました。
「おやおや、マームに叱られるわよ」鏡さんがいいました。
「だって、あたしもきれいになりたいんだもん」
「それなら私を見て、にっこり笑ってごらん」
ウォンちゃんは笑顔をつくろうとしましたが、うまく笑えません。
「それより、何か探してるの?」
と鏡さんがたずねました。
「えーとね、小さくてまるい、ぴかぴかした…」
「あら、それなら体重計のむこうに落ちていたわ」
「やったぁ!」
ふたりは鏡さんのいう場所を探しました。
「あっ、マームにもらった指輪だ! ずっと探してたの。うれしい!」
「ウォンちゃん、こちらを見て。笑顔はどんなお化粧より人を輝かせるのよ」
鏡にはバラのつぼみのようにかわいいウォンちゃんが映っていました。
「あーあ、金ボタンじゃなくてがっかりだなぁ」とウォン太。
「役に立てなくてごめんなさい、ウォン太、ウォンちゃん」
「ううん、鏡さん。きれいになる方法を教えてくれてありがとう。 これからは鏡さんを見るたびに、にっこり美人に変身できるのね!」
ふたりはもう一度笑って、次の部屋へ冒険に出かけました。

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バスルームはすてきな遊園地

 
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ウォン太とウォンちゃんは、最近リフォームしたばかりのバスルームへやってきました。魔法で小さくなった二人にも扉は軽く開けられ、段差のない入り口から簡単に入ることができます。
バスルームの中は、立ち込める湯気がゆらゆらと夕日に輝いていました。二人はあちこちのぞき込んで、ダッドの金ボタンを一生懸命探しました。
石鹸箱の中まで探した頃には、体中、すっかり泡だらけです。
「ふう、あたし、くたびれちゃった」
その瞬間、シャボン玉がふわりとウォンちゃんを包みました。くるくると虹色に輝きながら、シャボン玉は広いバスルームを上がっていきます。
「うわぁ、とってもきれい!」
ウォン太が見上げていると、スポンジさんが言いました。
「ウォン太、私に乗ってジャンプしてごらんなさい」
ふかふかのスポンジは、まるでトランポリンです。
「わーい、すっごくおもしろいや!」
やがてウォンちゃんを乗せたシャボン玉がゆっくり下りてきて、バスタブのふちでそっと消えました。
「ねぇ、ウォンちゃん、見てて!」
ウォン太はスポンジの上で思いっきりジャンプすると、くるんと宙返りしてウォンちゃんの隣に着地しました。
すっかり元気を取り戻した二人は、バスタブの手すりにつかまって温まりながら、ダッドの金ボタンの行方をあれこれと考えました。
「さあ、二人とも、そろそろ上がっておいで。私が拭いてあげるから」
ポカポカになった体を、真っ白いタオルさんがふんわり包んでくれました。

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ひとりの部屋

   
ダッドのジャケットの金ボタンは、一体どこへ消えてしまったのでしょう。魔法で小さく変身したウォン太とウォンちゃんは、次にトイレを探します。
トイレもリフォームして、便利な手洗いカウンターがつきました。ふたりはカウンターの戸棚やマットの下、タンクの後ろを探します。
「ふう、見つかんないね。ここはマームが毎日掃除してるからなぁ」
「どうしてマームは、トイレの掃除に熱心なのかしら」
ウォンちゃんが首をかしげると、カウンターのお花が言いました。
「トイレを一生懸命掃除すると可愛い女の子が生まれるんですって」
「そういえばウォンちゃんが生まれるちょっと前からだもんね」とウォン太。
「でもマームは、今も毎日お掃除してるよね?」と言うウォンちゃんにお花さんは
「きっと楽しいのよ。マームはいつも鼻歌をうたいながら掃除してるもの。
トイレってひとりになれるから、その時の気持ちがそのまま出るのよね」
「きもち?」
「そうよ。ウォン太は叱られると、ここで泣きべそかくでしょ?ウォンちゃんはトイレットペーパーを体にぐるぐる巻きつけて、ミイラみたいって遊んでるし」
「あーん、言っちゃイヤ…」
ふたりが笑うと、お花さんが続けて言いました。
「そういえば、ダッドの金ボタンが落ちそうになってたわ」
「じゃあ、きっと近くだね、ありがとうお花さん!」
「ふたりとも、がんばって!」
マームの飾ったお花さんが、ふたりを励ましてくれました。

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大きな宝箱

   
魔法で小さくなったウォン太とウォンちゃんは、金ボタンを探してリビングへ来ました。
ウォンちゃんが、リビングの家具によじ登ります。
あかりのつく戸棚には、グランマお気に入りのティーカップや、グランパが昔、拾った白い貝殻、マームお手製のレース人形などが飾られています。
「ここは、宝物でいっぱいね…」
「ダッドと僕の宝物は、こっちにあるよ」
ウォン太がカーテンの陰から顔を出すと、
「いつも二人で楽しそうに星を見てるね」
と窓際に立っている天体望遠鏡が笑いました。

今度はレース人形がくるくる踊り出しながら、
「この部屋は、みんなが集まってくるから楽しいのね」
ウォンちゃんも戸棚から降りてきて言いました。
「うん、あたしもここでグランマの入れたお茶を飲んだり、貝殻を耳に当てて波の音を聞いたりするのが好き」
「リビングって、まるで大きな宝箱だね」
ウォン太とウォンちゃんは、思わず顔を見合わせてにっこり。
「宝物といえば、ソファに掛かってた上着の金ボタンさんがきれいだったなぁ。『君はきらきら光る星みたいだね』って金ボタンさんに言ったんだ」
望遠鏡がそう話すと、レース人形がちょっと心配そうな顔で、
「『星祭り』に金ボタンさんを誘ったら、喜びすぎて糸が切れて転がったの」
「ありがとう! ここで転がったのなら、もうすぐ見つかるね!」
 ウォン太とウォンちゃんは、元気よく隣のキッチンへ向かいました。

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新年はキッチンから

   
今夜は大晦日。キッチンには新年のごちそうがたくさん用意されていました。
でも、ウォン太とウォンちゃんは金ボタン探しに懸命です。
ダッドの金ボタンが見つからないと、魔法のかかった体は小さなまま。おいしそうなごちそうも、ちょっとしか食べられないからです。
あせりながら二人はキッチンのすみずみまで探しましたが、金ボタンは見つかりません。
「うーん、うーん…」
「お兄ちゃん、うなっていないで早く探そうよ!」
「え? 今の、僕じゃないよ」
音を立てていたのは食器洗い乾燥機でした。
二人が中をのぞいてみると、すみっこで小さな丸いものがキラッと光っています。
「あっ、見つけた! 金ボタンさんだ!」
何度も洗われ、ぴかぴかの金ボタンさんは、少し恥ずかしそうです。
「お星さまよりも輝きたくて…。でも出られなくなっちゃった」
そのとき、柱時計が真夜中の12時を告げました。
「二人とも僕を見つけてくれてありがとう! さあ、星祭りに出発だ!」
金ボタンの光に包まれ、二人の体が宙に浮きました。
「新年おめでとう!」
星たちが、ウォン太とウォンちゃんに声をかけます。

翌朝。まだぐっすり眠る二人は、ちゃんと元の大きさに戻っています。
ウォンちゃんの手の中の金ボタンが、今年最初のお日さまの光にきらきらと輝いていました。

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